自然素材のお手入れ~無垢の木の床(その1)~
家づくりの相談や勉強会にいらした皆さんに、お手入れのことをよく聞かれます。
自然素材に囲まれた空間での生活の良さは何となくわかっているものの、
掃除やお手入れが大変なのではないかとか、特別な道具が必要なのではないか、などと心配をされています。
お手入れのことを聞かれたらまず、
「普段は、ルンバでOKです!」と答えています。
無垢の木の床は、日常的には、普通に掃除機を掛けるだけで大丈夫です。
掃除機を掛けても、ホコリが取り切れなくザラツキ感があるときは、クイックルワイパーがおすすめです。
普段使いには、ドライタイプのワックスやクリーナー成分のついていないものを使ってください。
(僕が設計している家は、無垢の木の床材に自然系のオイル塗装仕上げなので、化学的に作られたワックスやクリーナーを使ってしまうと、かえって、汚れやシミになりしやすかったり、臭い(化学臭)がついたりします。
汚れがこびりついた場合には雑巾で水拭き、
油汚れには中性洗剤を薄めたぬるま湯を使って、かたくしぼった布で拭いてもらえばよいのですが、
水で希釈して雑巾がけの要領でとても便利に使える、自然系のクリーナー&ワックスを紹介しています。
(「グラノス」というドイツのリボス社の商品をお勧めすることが多いです。)
床の汚れが気になったら、「グラノス」で雑巾がけ!
また、グラノス以外にも良い商品がありますが、それぞれの特徴がありますので、
使う人によっては、お勧めするものを変えています。
この方法は、「やしろ設計室」の標準仕様である、自然系のオイル塗装した無垢の木の床材のお手入れ方法ですので、塗装や素材の種類によっては、適さない場合がありますので、参考にされる方はご注意ください。
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