自然素材のお手入れ~無垢の木の床(その2)~
日常的なお手入れ方法は、前回(その1)に書きましたが、
2~3年毎に、再塗装してもらうと木がとても良い状態に経年変化していきます。
再塗装する場合、塗装やさんにお願いしても良いのですが、
「やしろ設計室」の標準仕様は、自然系のオイルでクリア塗装なので、ご自分でも塗ることが出来ます。
着色の場合はムラになったり養生(マスキング)をきちんとしないと大惨事になりますが、クリアでしたら少々のことは問題ありません。
僕が設計監理した家が出来上がった時に「メンテナンスシート」と題した、
お手入れの方法を記した手作りの書類をお渡ししてお手入れ方法を説明するのですが、
床とテーブルの再塗装は、ご自分でなさるよう建て主さんにおすすめしています。
床の再塗装にあたって準備するもの
・塗料(原則、工事の時に塗装した塗料)
・ウエス(塗装用とふき取り用)
・使い捨ての手袋
床の再塗装の手順
まず、掃除機を掛けます。
もしザラツキ感がある場合は、クイックルワイパー(類似品でも可)でホコリを取る。
こびりついた汚れも、落としてください。(その1)参照
汚れが無くなったら、いよいよ塗装です。
手袋をして、ウエスに塗料を付けてなじませる。
あとは雑巾がけの要領で木の目に沿って塗っていきます。
自然塗料は、薄く塗るのがコツです。
塗料がつきすぎた場合、すぐにウエスでふき取ってください。
※注意
自然塗料と呼ばれているものの多くは、固まるときに発熱します。
火事の原因になる場合もありますので、
必ず塗料の付いたウエスなどは、水に浸してから処分してください
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