事務所の看板をリフォームしました

僕の事務所の看板は、ステンレス板に文字を印刷し、
木の板に張り付けたものをベランダの腰壁に取り付けています。

僕が設計した家の表札にも、ステンレス板に苗字を入れることがよくあります。
文字の入れ方には色々な方法があるのですが、通常、エッチング加工という方法を採用しています。
これは、薬品により金属を文字の形に腐食させて彫っていきます。
そして、凹んだところに色を入れます。
高級感があり耐久性にも優れているので、長期にわたって使い続けることが出来ます。

事務所の看板では、シルクスクリーン印刷により、事務所名を入れました。
シルクスクリーン印刷というのは版画の技法の一つで、
布(もとは絹の布)に、線画の部分以外を覆って、その上からインクを押出して刷る方法です。
プリントゴッコ(知ってますか?)もこの一種です。
エッチングに比べ安価ですが、耐久性に劣ります。
また平らに文字が書かれているので、エッチングほどの高級感はありません。

という知識のもと、エッチングとシルクスクリーンの費用対効果を確認したくて、
シルクスクリーンを試してみました。

僕の事務所は、大通り(環八)に面しているため、車などの交通量が多いこともありとても汚れます。
汚れを落とすために擦ってしまったせいもあるのですが、印刷が剥げてきました。

↓写真は、リフォーム直前の状態。文字がかなり剥げてしまいました。
看板(表札)リフォーム直前の状態、ステンレス板にシルクスクリーン印刷

シルクスクリーンにはエッチングとは違った雰囲気があり、文字の数や字体、
設置場所などによってはこちらを選択する方が良い場合もあると思いましたが、
家の表札には今まで通りエッチング加工を基本仕様とすることにしました。

そこで今回、事務所の看板をリフォームした作業の内容は、
ステンレス面を研磨して文字を消しつつ、付着していた錆を落とし、新品並みにきれいに仕上げ、
カッティングシートで作成してたロゴマークを張り付けました。
カッティングシートは、インターネットでデータを入稿すると切り文字されたシートが送られてきます。
細い線もきれいに出来ていて驚きました。
今回の看板リフォームに掛かった費用は、カッティングシート代(送料込み)の810円のみです(安い!)。
今後、どれくらいもつのか、どういう変化が起こるかを観察していき、適切な使い方を模索していきます。

リフォーム後
看板(表札)リフォーム後、ステンレス板にカッティングシート

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