神棚の掃除をしました
昨日は12月30日。
毎年この日は家の神棚の掃除をしています。
埃を払い落として、新しいお札、しめ縄に交換しました。
31日は一夜飾りとなってしまい、29日は苦しみに通じるといわれているので、本来ならば、28日までにやるべきことなのですが、何だかんだで僕は30日になってしまいます。
一般の家庭で、家に神棚がある家は少なくなっています。
僕が設計した家でも、神棚がある家の方が少ないですが、自営業の方や、先祖代々その地に住まわれている方の家では、神棚を要望されることが多いです。
神棚は通常、桧(ヒノキ)で作ります。
一般的な大きさは、幅110cm(3尺6寸5分)、奥行き36cm(1尺2寸)、厚さ3cm(1寸)で、
幅3尺6寸5分は365日、奥行き1尺2寸は12か月、厚さ1寸は1日を表しているそうです。
実際には、現在の住宅事情や、お祀りするお宮や神具によって、色々なサイズのものが売られています。
桧は、日本ではとてもポピュラーな木で、古くから建築材料として、特に神社や寺院に使われてきました。
世界最古の木造建築である法隆寺も桧で作られています。
ちなみに、庶民の家は主に杉で造られていたようです。
日々の生活から季節感が年々減ってきている今日この頃ですが、神棚の掃除をすると年の瀬を実感し、あわてて、一年を振り返り感謝と反省をしております。
今年一年ありがとうございました。
皆さまよいお年をお迎えください。